1時間程、ホテルのベッドで目をつぶり、集合時間の9時半にツアー会社のオフィスへ
日中のツアーは、列車の墓場を見たあと、近くの露店でお土産購入、その後ウユニ塩湖へ行く予定
最初のポイント、列車の墓場に到着
赤錆びた汽車が濃い青の空を引き立てる。
上に登って写真が撮れるそうなので、運転室の後、促され更に天井の上に登る。先頭まで行こうとした時、足を滑らせ落ちかける。
危ない!高さは4m近くあるため、落ちたらタダじゃ済まない。一気に悪い意味で鼓動が高鳴る。これが良くなかった。
なんとか先頭にたどり着くも、急劇な目眩が身体を襲い出す。これは本当にマズイと思い、その場に座り込み、身体を落ち着けようとするも、意識が保てない。
そして次に気が付いた時は、もう地面の上に横たわっていた。
Oさんが呼ぶ声で、遠のいた意識が次第に戻る。
あぁ落ちたなと、座り込んだ状態で落ちたはずだから高さは2mくらいか、と思いのほか冷静に状況確認。
駆けつけたOさんに落ちた状況と、身体の外観上の異常を確認、言葉はハッキリ喋れている。
足から落ち、見た限りでは異常はないらしいので、手伝ってもらいながら、ゆっくり身体を起こして行く。
上半身異常なし、動きも同様。ゆっくり立ち上がる。
下半身は擦りむいたところが多少ひり付くが脚は動くし、動きに伴う痛みはない。
屈伸も出来た。
意識は7割型戻った。
Oさんにお願いし、立てた指を数えさせてもらい視覚を確認。数え間違いやブレもなく異常なし。
Oさんにとりあえず大丈夫そうな旨を伝え、一旦車に戻るため歩き出したとき、本日2回目のブラックアウト
地面に仰向けに倒れる。意識は一瞬で戻ったものの、何か異常を見落とした可能性もあるので、しばらくそのままの状態
別の観光客らしき女性グループが駆け寄ってきて、英語で問診。医者だろうか?
どうしました?→急に目眩がして倒れた。
何か病気があるか→貧血気味だが大病はない
朝食は何を食べた→ケーキを一切れ etc
再度手伝ってもらい、立ち上がる。
Oさんに肩を借りながら車にたどり着く。
『一旦オフィスに戻って休みましょう。』
と言って頂き、オフィスの椅子を借り横になる。
緊張から解放され、一気に寝不足と疲れに飲まれ意識を手放す。